北風やイエスの言葉つきまとふ 冬の俳句 『北風』五句 北風や石を敷きたるロシア町 虚子 北風や浪に隠るゝ佐渡島 月斗 北風にあらがふことを敢へてせじ 風生 耳傾く北風より遠き物音に 林火 北風やイエスの言葉つきまとふ 朱鳥 トラックバック:0 コメント:0 2011年12月03日 続きを読むread more
水枕ガバリと寒い海がある 冬の俳句 五句 ロシア映画みてきて冬のにんじん太し 太穂 ゆびさして寒星一つづつ生かす 五千石 降る雪に胸飾られて捕へらる 不死男 水枕ガバリと寒い海がある 三鬼 しんしんと寒さがたのし歩みゆく 立子 トラックバック:0 コメント:0 2011年11月26日 続きを読むread more
冬菊のまとふはおのがひかりのみ 冬の俳句 五句 冬菊のまとふはおのがひかりのみ 秋櫻子 木がらしや目刺にのこる海のいろ 龍之介 いくたびも雪の深さを尋ねけり 子規 手毬唄かなしきことをうつくしく 虚子 咳をしても一人 放哉 トラックバック:0 コメント:0 2011年11月19日 続きを読むread more
雪はげし抱かれて息のつまりしこと 冬の俳句 五句 晩鐘や町に雪来ることたしか 節子 雪はげし抱かれて息のつまりしこと 多佳子 ラグビーの頬傷ほてる海見ては 修司 冬蜂の死にどころなく歩きけり 鬼城 冬の水一枝影も欺かず 草田男 トラックバック:0 コメント:1 2011年11月12日 続きを読むread more
この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 秋の俳句「紅葉」(もみじ、こうよう) この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 鷹女 障子しめて四方の紅葉を感じをり 立子 紅葉の色きはまりて風を絶つ 宋淵 全山の紅葉に耐へし薄まぶた 登四郎 夕紅葉とみに水音澄みわたり 花蓑 ★俳句入門のブロ… トラックバック:0 コメント:0 2011年10月22日 続きを読むread more
芒の穂ばかりに夕日のこりけり 秋の俳句「薄」(すすき:芒) をりとりてはらりとおもきすすきかな 蛇笏 芒の穂ばかりに夕日のこりけり 万太郎 芒野や固くしめたる瓶の口 鵬来 常よりも今日の夕日の芒かな 迷堂 何もかも失せて薄の中の路 草田男 夕陽と三十八度線と新潟日報事業… トラックバック:0 コメント:0 2011年10月15日 続きを読むread more
コスモスの花あそびをる虚空かな 秋の俳句「コスモス」(秋桜:あきざくら) コスモスや無人駅にもある別れ 麗子 山の湯の一人声高あきざくら 良子 コスモスを離れし蝶に渓深し 秋櫻子 コスモスの裏口出れば日本海 エミ コスモスの花あそびをる虚空かな 虚子 秋桜(こすもす)の空に・アンソロジーコ… トラックバック:0 コメント:0 2011年10月01日 続きを読むread more
無縁の墓に名をとどめ 季語「麦秋・麦の秋」(初夏)6句 麦秋は葉書1枚野を流る 誓子 麦秋や若者の髪炎なす 三鬼 麦秋や書架にあまりし文庫本 敦 麦秋の見えざる水の音くもる 七菜子 麦の秋無縁の墓に名をとどめ 多佳子 麦秋や雀いよいよ身のほとり 湘子 ■■■ 俳句入門… トラックバック:0 コメント:0 2011年05月18日 続きを読むread more